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食べて美し、使って良し−椿油・・・弊社は大正8年の創業より、オリジナルの椿油を製造小売しております。

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油雑感
ホームページの息抜:Yuzatsu-Kan


油雑感 -20- 脂肪酸の主な分類                                                        
  • 炭素数(鎖長)

    • 高級脂肪酸(長鎖脂肪酸)−炭素数が12個以上の脂肪酸

    • 低級脂肪酸(短鎖脂肪酸と中鎖脂肪酸)−炭素数が10個以下の脂肪酸で、2個から6個までを短鎖脂肪酸、8個か10個が中鎖脂肪酸

  • 二重結合(不飽和結合)数

    • 飽和脂肪酸−二重結合数が0個の脂肪酸

    • 不飽和脂肪酸- 二重結合数が1個以上の脂肪酸で、不飽和結合の炭素原子と結合している2個の水素原子が互いに反対側にあるものをトランス脂肪酸、同じ側にあるものがシス型の脂肪酸

  • 生合成の可否

    • 必須脂肪酸−生体内での合成が不可能な脂肪酸

    • 非必須脂肪酸−生体内での合成が可能な脂肪酸

          (H.23.4.18)
油雑感 -19- 脂質(油と脂)                                                        
  • 脂質は人が食用とする油脂で、食品、栄養や生物、生理学上の概念です。

    • 油は常温で液状の脂質で、液状脂肪または脂肪油と言います。

    • 脂は常温で固まる脂質で、固体脂肪または単に脂肪と言います。

    • 天然の脂質は90%以上のグリセリド(グリセリンと脂肪酸の化合物)、リン脂質、不ケン化物等の混合体(トリグリセリド混合物)です。

    • グリセリンは液状ですが、グリセリドが油になるのか、それとも脂になるのかはグリセリンと結合する脂肪酸の種類(融点の高い飽和か低い不飽和か)と量で決まります。脂質の全脂肪酸量に占める不飽和脂肪酸量の割合が70%以上ならば油、それが50%以下ならば脂というのが目安になります。

      (H.23.4.14)

油雑感 -18- トレーサビリティ                                                        
油雑感 -17- 椿油と缶詰の話                                                        
  • 日本の缶詰第1号は、何と椿油を使った「いわしの油漬け(オイルサーディン)」!!

    • 社団法人日本植物油協会によると、同協会のホームページの中で、日本で最初に作られた缶詰は「いわしの油漬け(オイルサーディン)」であり、この缶詰の開発に一役買ったのが椿油だったそうです。

    • 同ホームページ、「植物油こぼれ話」内の「日本の缶詰開発をサポートした植物油」に詳しくその経緯が書かれていますので、是非ご一読ください。

      (出典:社団法人日本植物油協会ホームページ

      (H.23.3.17)

油雑感 -16- 続・中国の椿油生産ブーム                                                        
  • 中国副首相、椿油からバイオディーゼル油を造る産業の推進を!!

    • 中国副首相は、湖南省長沙市で開かれた全国椿油産業発展現場会議で、国の食糧安全を確保するとともに、山間部住民の収入増加を目指すため、椿油からバイオディーゼル油を造る産業に力を入れる必要があると指摘しました。

    • 曰く、「中国山間部の面積は広く、椿油からバイオディーゼル油を造ることができる。関係部門は土地や労働力それに技術面での潜在能力を生かし、この事業の発展を推し進める必要がある。」と述べました。

      (出典:中国国際放送局)

      (H.21.11.15)

油雑感 -15- 中国の椿油生産ブーム                                                        
  • 中国では、栄養豊富な椿油は食用油として使用されています!!

    • 中国では、椿油の生産が年々盛んになってきました。

    • 湖南省、江西省や雲南省などでは、正に椿油生産ブームを迎えています。

    • 現在、中国には330万ヘクタールに及ぶ椿林が広がっており、主に南部の14省や地区の丘陵地帯などに分布しています。

    • 計算によると、この豊富な資源と技術力を駆使すれば、椿油の年間生産量は300万トンに達し、中国における食用植物油生産量の4分の1を占めるようになるとみられています。

      (出典:中国国際放送局)

      (H.21.11.15)

油雑感 -14- 「中国加油!」、「日本加油!」                                                        
  • 祝!北京オリンピック開幕!!

    • いよいよ待ちに待った北京オリンピックが開幕しましたね。

    • 二週間に亘る期間中、日本選手団の活躍を期待しましょう。

    • 開催国である中国に対して畏敬の念を込め「中国加油!」、そして、「日本加油!」。

    • 北京オリンピック公式ホームページ→http://en.beijing2008.cn/

      (H.20.8.10)

油雑感 -13- 科学者としての天皇陛下                                                        
  • 両陛下、リンネの生誕300年記念行事(スウェーデン、イギリス)等にご出席(H.19.5.21〜30)

    • カール・フォン・リンネ(Carl von Linné、1707.5.23-1778.1.10)はスウェーデンの植物学者で、”生物分類学の父”と言われる。

    • ツバキ(Camellia japonica Linnaeus)やチャ(Camellia sinensis Linnaeus)の命名者として有名。

    • 天皇はロンドン・リンネ協会、ロンドン動物学会およびアルゼンチン自然科学研究所の名誉会員で、世界の魚類学者の間では有名な「ハゼの分類学」の専門家という科学者としての一面をお持ち。

    • 天皇陛下のご講演

      (H.19.5.22)

油雑感 -12- ヒトの皮脂と皮脂膜                                                        
  • 皮脂とは?

    • 皮脂腺という泉から分泌する脂分で、”皮脂は天然のクリーム”とも言われる。

    • 組成−中性脂肪:50〜60%、ワックスエステル:20〜23%、スクワレン10〜12%、遊離脂肪酸および分岐上炭化水素:各0〜5%、その他。

  • 皮脂膜とは?

    • 皮膚の表面にある脂分で、専門用語では「皮表脂質」と言う。

    • 皮脂と汗腺から分泌される汗とにより形成され、”皮脂膜は生理的な栄養クリーム”とも言われる。

    • 組成−中性脂肪:25〜41%、ワックスエステル:20〜25%、遊離脂肪酸:16〜25%、スクワレン:5〜12%、モノおよびジグリセライド:0〜10%、その他。

          (H.19.3.16)
油雑感 -11- 血清に含まれる脂質                                                        
  • 血清の主な働きと組成

    • 主な働き−生命維持に必要な栄養分(たんぱく質、脂質、ミネラル等)を全身の細胞に運搬。

    • 組成−水分:90%、たんぱく質:7〜8%、残りの2〜3%:脂質、炭水化物、ミネラル、酵素、ホルモン、ビタミン類等。

  • 血清に含まれる4つの脂質

    • コレステロール中性脂肪リン脂質遊離脂肪酸

      (※中性脂肪:トリグリセリド、トリグリセライド

  • 各脂質の主な働き

    • コレステロール−生体細胞膜を構成。副腎皮質ホルモンや胆汁酸の材料。

    • 中性脂肪−貯蔵用エネルギーとして、肝臓や脂肪細胞に貯蔵。

    • リン脂質−生体細胞膜を構成。水に溶解しない物質を水に馴染ませる(親水性と疎水性を併せ持つ)脂質。

    • 遊離脂肪酸−貯蔵用エネルギーである中性脂肪が遊離脂肪酸とグリセリンに分解され、遊離脂肪酸が血液中に放出 ⇒ 抹消組織の細胞等、全身に運搬され、すぐに使えるエネルギーに。
          (※グリセリン:グリセロール)(H.19.3.7)
油雑感 -10- 不ケン化物                                                        
  • 不ケン化物って何?

    • アルカリにより、ケン化されない脂質の成分で、石けんのように水には溶解せず、油性溶剤に溶解する物質。
      椿油等の油脂類には少なく、ホホバ油等のロウ類に多く含まれる。

    • 石油由来の流動パラフィン・動植物油由来のスクワレン等の炭化水素類、セチルアルコール等の高級アルコール、植物ステロール・コレステロール等のステロール類、トコフェロール等のビタミン類、葉緑素等の色素レジン(樹脂類)等がある。

      参考までに、山梨大学の渡辺大蔵先生が、ぶどう油のステロール類について研究されておりますので掲載します。

  • 油脂類では量が精製度の指標

    • 油脂精製の過程で、不ケン化物のほとんどが除去。

    • 精製椿油の製品規格値は、食品、化粧品ともに1%以下という微量。

  • 微量でも生体にとって大切な働き

    • 食品に含まれているコレステロールの腸からの吸収を防止(植物ステロールの一つであるβシトステロール)。

    • 抗酸化作用(トコフェロール)等。(H.19.3.7)

油雑感 -9- 食用椿油と化粧用椿油                                                        
  • どちらの歴史が長い?

    • はっきりとは分からないが、たぶん食の歴史の方が化粧のそれよりも長いのではなかろうか。

    • 人間は栄養を補給し続けなければ生命を維持できない。その栄養は食べ物から摂りいれる訳だから、先ず生命維持に関心が向くのが自然だからだ。

  • 製品規格値が似てるけど?

    • 食べることができないような状態の油は、かなり品質が劣化しているに違いない。

    • そんな品質が劣化した油を、果たして髪や肌に付けても大丈夫なんだろうか。製品規格値が自ずと近くなる所以である。

  • 見るところが違う

    • しかし、製品規格値は似ていても、食品と化粧品は全く別物である。同じ分析をするにしても両者を見るポイントや関心事は違うのだ。例えば、食品ならば風味やおいしさ、化粧品ならば使い心地や満足感といった考えが根底にあるのである。H.19.2.13)

油雑感 -8- 新原料の椿油登場                                                        
  • トウツバキ種子油(Camellia Reticulata Seed Oil)

    • 資生堂さんが満を持して発売された、「資生堂 TSUBAKI」(シャンプー、コンディショナー、トリートメント)に配合されている椿油です。

    • 中国が原産のツバキ科の小高木のトウツバキの種子を圧搾して得た油を精製した油脂成分です。エモリエント効果が高く、主に油分としてヘアケア製品やスキンケア製品に使われます(出典:資生堂ホームページ)。

  • トウツバキ(中国名:雲南紅花油茶、Camellia reticulata Lindley

    • 花の豪華さから、日本には江戸時代、茶花(鑑賞用の椿)として渡来しました。

    • 自生地である雲南省の省都、昆明などでは、もちろん観賞用ではなく、採油用として栽培ヤマトウツバキ、Camellia reticulata Lindl. f. simplex Sealyされています。

  • 多様な椿油の世界

    • 資生堂さんが、今まで日本では未流通であった椿油に目をつけられたのはさすがです。これからも、次々と各方面から、新原料の椿油が紹介されていくことでしょう。H.18.4.5)

circuit-rider.jpg (37583 バイト)
油雑感 -7- 椿あれこれ  
  • 花ことば

    • 赤い椿・・・・・慎み深い

    • 白い椿・・・・・すばらしい魅力

  • 花あしらい

    • 「日本のバラ」と称される椿の葉の緑色はつやがあって美しいので、コサージュ、ブーケなどに使えます。

    • また、デュマ作の社交界の貴婦人であり主人公の「椿姫」は、月の25日間には白い椿、残りの 5日間には赤い椿を胸に飾りました。

  • 花カレンダー

    • 白い椿・・・・・4月29日、11月11日、12月10日

 
油雑感 -6- 椿炭と椿ぐし  
  • 椿材を利用した代表的な実用品に椿炭と椿ぐしがある。

  • 椿炭は椿材を焼いて作った硬質の白炭で、木炭中でも最も貴重なものの一つです。

  • 椿炭は炭の質が緻密で火付き、火持ちがよく、また火力が均等でかつ強いという特徴のため、上質薪炭として歓迎されています。

  • また、料理の風味を増し、油の鮮度を長持ちさせるのにもこの椿炭が重宝します。

  • 大人の手の親指くらいの炭を1本揚げ物料理の油の中に入れておきますと、椿炭が油や食材の匂いを分解したり不純物を吸着したりして、油の酸化を抑え一層おいしく揚げ物が揚がります。

  • さらに、椿炭はアルカリ性ですから、調理後の食用油を保存する容器の中にも入れておきますと、油の酸化が抑えられ鮮度が長持ちします。

  • それ以外の利用法としては、エッチングや金銀細工、蒔絵などの研ぎ出し用などがあります。

  • 次に、椿ぐしはツゲのくしに比べて最初の光沢こそ劣りますが、使い慣れてくるほどにきめの細かい木肌に段々と光沢が出てくるため、きっと愛着の湧く逸品となることでしょう。

 
油雑感 -5- 椿と茶  
  • 一口に「椿」とはいうものの、これは200種を超えるカメリア属に所属するいわゆる「椿」と呼ばれている植物の総称であって、実際には「椿」と名づけられた植物はありません。

  • さて、カメリア科を代表する諸属にカメリア属(Camellia)とチャノキ属(Thea)がありました。この両属は甚だ近縁であることから、時代または学者の見解によってチャノキ属がカメリア属に吸収されたり、逆に独立したりしました。しかし、現在はチャノキ属はなく、カメリア属に吸収されています。

  • つまり、私たちが毎日飲んでいるお茶(チャノキ)は、同じお茶でありながら、時代によってカメリア属のお茶(Camellia sinensis Linné)になったり、チャノキ属のお茶(Thea sinensis Linné)になったりしていたわけです。

  • なお、カメリア属の植物(カメリア)は極東アジアおよび東南アジアにとりわけ多く分布しており、この属に所属する「種」の数は200種を超えるたいへん複雑なものです。

  • また、園芸的に価値の高いカメリアは、その200種以上もあるカメリアの中でごく僅かな種類にしか過ぎません。

 
油雑感 -4- 椿油の搾り粕  
  • 一般に、椿油の含有量は種子の重さの約35%といわれております。

  • すなわち、椿の種子は約65%の種皮および仁と呼ばれる種核と、約35%の椿油から成っているわけです。

  • その約35%の椿油を「種皮共圧搾法」と呼ばれる採油法で採油するわけですが、この採油法では種子の重さの約25%しか採ることができません。

  • しかし、残りの約10%の椿油を溶剤で抽出することはありませんから、約10%の椿油が搾り粕の中に残ることになります。

  • つまり、椿の種子は最終的に約25%の椿油と約10%の椿油を含む約75%の搾り粕とに分離されるわけです。

  • 椿の種子にはカメリアサポニン(チャ種子サポニン類)と呼ばれる溶血性のある毒素成分である糖原質(配糖体)が含まれており、種子から椿油を採油すると、カメリアサポニンは搾り粕の中に大部分が残るものの、それは脂溶性のため、一部は椿油にも含まれます。

  • また、カメリアサポニンは水溶性で、水に溶けると発泡するので昔から石鹸代用となることが知られていました。

  • 搾り粕が洗髪粉として今でも洗浄用に使用されているのはこのためです。

  • なお、搾り粕の窒素含有率は約3%と低いため、搾り粕そのものは肥料には適していないようです。

 
油雑感 -3- 椿の餅病  
  • 「椿の餅病」とは、「ツバキモチ菌」によって引き起こされる「椿の葉肉が餅のように異常に肥厚する葉の病気」です(右写真)。(クリックすると拡大されます。)

  • 中国ではこの餅病に罹った葉を「茶餅」と呼び、食用に供しています。

  • 一種の酸味と甘味があり、採集の時期によっては少し渋みもありますが、サラダの中へ刻み込めば独特の風味がして意外とおいしいのだそうです。

  • 嘘か誠か、餅病に罹った椿の葉を見かけましたら、一度ご賞味あれ。

椿餅病 1

椿餅病 2

油雑感 -2-  
  • その昔、油が灯火用として使われていた時代には非常に貴重なものであった。
    それは、「油断大敵」、「油を搾られる」、「油を売ってはいけない」などのことば
    からもうなずける。

  • ところで、中国に「蛍雪の功」という史話がある。苦労して勉強することのたとえ
    であるが、これには一面、当時の中国の油の貴重さがいい表れてもいる。

  • つまり、灯火用の油はどこの家庭でも手に入るというわけにはいかなかった。

  • そこで、油を買えなくても本当に勉強をしたい人は、夏は蛍の光で、冬は雪明かりに照らして書物を読んだというのである。

  • 何事も他人や環境のせいにしがる人間を戒めた史話でもあるのだ。

 
油雑感 -1-  
  • 世の中には種々の産業があるが、製油業ほど長い歴史をもつものはまれだという.。

  • そもそも、油は種の発芽に欠かすことのできない栄養源(エネルギー)である。

  • つまり、 油は生命の源なのだ。生命が無ければ文化も生まれない。

  • だから、油は文化のルーツでもあるのだ。

  • 文化のルーツを扱う製油業が長い歴史をもつのもうなづける話である。

 
 

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